2ちゃんねるで本大会のルールに関する議論が過熱している中、カルポ以前は大会が無かったみたいな記述を見かけて、このシリーズも世代交代がすすんでいるんだなぁ、としみじみ感じてしまいました。いや、良いことなんですけどね。思わずはじめてカルネージハートに触れたときからのことを回想してしまいました。
本エントリーはおっさんの昔語りなんで、読み流して頂いて結構です。ですが、ネット対戦自体はZESUどころか、初代カルネージハートの時代から盛んに行われていたのです。私はZEUSからネット対戦を始めたので初代CHやEZのことは詳しくわかりませんが、カルネージハートメーリングリストと、ニフティが2大勢力だったと伝え聞いています。当時はOKEのソフトウェアをやりとりするのに、メール本文でAAを描いていたので、4×4とか6×6とかの制限があったらしいです。フルチップ大会も行われたことがあって、そのときはメモリーカードを郵送していたらしいと過去ログで読んだ記憶があります。
ネット環境の無い人はどうしていたかというと、当時は公式大会で好成績を収めていた一般の人の機体が攻略本で出ていたので、それを見てソフトウェアを打ち込んでいました。(見返してみたら、今もおなじみの人がいたりして面白いw)EZの頃の攻略本なんて、1チームの紹介に2ページとか4ページとか割かれていて、そりゃもう憧れでしたね。私など、結構強いのが出来たぞと思って攻略本に載っているOKEと対戦させてみたら、勝負にならないほどボコボコにされました。今考えると当たり前なんですけどね。一人で大勢のネットプレイヤーを相手にしていたのと同じなのですから。そういえば大学ノートに機体コードを書いて脳内設定の軍組織を構築していた黒歴史ノートがどこかにあるはずなのですが…大学院生にもなって、何をやってたんだw…いや、今も社会人のくせに何やってんだ、って話ですが。
これが1996年頃の話ですから、もう15年たつんですね。当時から私含めて多くの人がそこまでして対人戦をやりたがったのです。
新シリーズのZEUSが発売されたのが1998年。メーリングリストも相変わらず盛況でしたが、このころは個人でホームページを開設する人が増えてきて、Webで参加者を募るスタイルの大会も各所で開かれ始めました。このあたりから、メモリーカードのデータを吸いだしたり書き込んだりできる機器とかが出回り始め、併せて有志の方がPC上でソフトウェア設計ができるツールを作成されて、その拡張としてメモカのデータに変換できる機能が実装され始めたりと、主にユーザー側による対戦環境の整備が図られていました。吸い出したデータをメールで添付して主催者に送信することで、フルチップ対戦が以前よりも簡単にできるようになってきました。とはいえ、メール本文のAAで対戦をしていたメーリングリストの方がこのときはまだ手軽だったので、参加者が多かったように思います。
その中で私が最初にネット対戦をしたのがHEART大会で、何回目かは忘れましたが、チキンハンターで参戦して、真ん中ちょっと下の目立たない成績だったことは覚えています。このとき私はあいにくメモカリーダーを持っていなかったため、卓上設計ツールを使ってテレビ画面を見ながらPC上でチップを打ち込み、エントリー用のPSデータを作成していたりしました。エントリー後は他の参加者のメモカデータを机上設計ツールにロードして、表示されたソフトをPCで見ながらPSに打ち込むなどして対戦していました。今にして思えば、我ながら暇だなぁとw
このHEART大会は回を重ねるごとに参加者も出入りし続け、主催の担当も数人に引き継がれ、新作のZEUS2が発売された以降も2HEART大会と名前を変えて継続されていました。メーリングリストで行われていた大会とは異なりチップ制限なしだったためか、なんとなくですけど、最強を決める大会としての位置づけが回を追うごとに強くなっていったように思います。かるぽの本大会の初期はHEART大会に近い雰囲気がありましたが、これは何故かというと当時のHEART大会に参加経験のある人が、初期のかるぽ本大会を企画したからではないか、と私は見ています。あくまで私の推測なのですが、かなり当たっているはずです。
ZEUS2からCHPまでの間は実に7年も空いているので、2ちゃんねるがメジャーになったなど、環境は大きく変わりました。セーブデータの操作も純正の機能として使えるようになり、公式アップローダーも開設されました。エクサではさらに使いやすいサーバーが用意され、細かな問題は依然あるものの、当時夢に描いていたような環境が出来てきたんだなぁ、としみじみ感じたわけです。
…ここまで書いておいてなんですが、着地点を全く想定していなかったので、以上で終わりですwあ、大会ルールに関しては主催される方にお任せします。なるべく多くの人が楽しめるように考慮して頂ければ、私から申し上げることはないです。