勝手ながら、1Aリーグのコメントを書いてみました。
久しぶりでちょっと調子がつかめず、おかしいところがあるかもしれませんがご容赦ください。

1 ダレカ 私のケイローン達 DAREKA.CHE
パルス、ソニック、対スタン装甲と、いわゆる鉄板の武装構成がなされたケイローンチーム。戦術も、突撃を主体とし、パルスで動きを止めた後、格闘でハメ殺すという小気味よくまとまったものとなっている。
外観についてだが、渋いメタリックグレーのカラーリングに新型機の角ばったフォルムと相まって、金属的な質感がこれでもかというほどに強調されている。エンブレムを見ると、ボディは再生可能なアルミでできているようだが、再生の機会が無いことを切に願う。
今回、リーグでの戦績は振るわなかったが、ランスをいったん構えた後降ろすという勝利の一礼はかっこよかったので、これが見れる機会を今後は是非増やしていただきたい。


22 teramoes りんごさんチーム TERAMOES.CHE
3連修復を搭載したトライポッドのチーム。基本戦術から言えば、はっきりとした逃げタイプであろうか。敢えてのデフォルトボディカラーと相まって、プレーンな空気感がうまく演出できている。近接戦闘での必死に逃げ惑う様が、戦闘に巻き込まれた民間人のように見えて同情をさそうが、遠距離ではこっそりとハンターのまなざしでミサイルを放っていたりするので油断がならない。
今回は戦績が振るわなかったが、近接時の処理と回避機動を磨き上げることで、安定した勝ち星を稼ぐようになるはずである。


43 とばもりー あなたに地雷を届け隊 TOB1.CHE
チーム名がおにゃん子クラブのスピンアウトユニットみたいだが、本リーグで見事1位での予選通過を決めた実力派のチーム。武装2、3ともに地雷を装備した、対地特化のチキンハンターで構成されている。はじめにロージューを、ついでデススフィアを散布するという手順になっているが、地雷をジャンプで振り切ろうとする2脚、多脚がロージューにひっかかるケースが多く見られたように思う。
 
64 MiF21C S.A.B.O.T.SABOT01.CHE
アグリオス、アラクネー、チアーイカの三種混成チーム。やはり混成チームはいい!チーム名も、良くわからんのですが、なにか特殊部隊っぽくてハードボイルドな感じ。ボディカラーもそれぞれRGBの3色が割り当てられていたり、きっと作者の中で何らかの設定があるのでしょう。カルネージハートはこうやって遊ばなくては、という良いお手本である。
戦術は、パルス装備のチアーイカの支援のもと、地上機の前進射撃によるプレスが主体。チァーイカが囮となることで、チームとしての連携が良く取れているという印象。今回は惜しくもリーグ突破はかなわなかったが、そもそも混成チームは作る手間が3倍以上になるというもので、短期間での調整には苦慮されたことと思う。今後に期待したい。


85 k西  車両のくせになまいきだ SNKNID.CHE
ニジリゴケ2匹とヒヤシニジリ1匹のアングリフチーム。自動旋回を効果的に利用したオフセット移動で、地雷を速やかにお届けする宅配戦術が見事。地雷アングのお手本として、これから車両を作ろうという人には参考になるのではないだろうか。
惜しむらくは、ニジリゴケというぐらいならいっそ壁にぶつからない限り直進するという機動を実装して頂きたかったということ。さらに、障害物に囲まれた部分に集まっちゃって、コケトラップなど形成できたら最高だと思うのだが、元ネタを知らない人にはどうでもいい話ですみません。
 
106 TP セントール TPCENT01.CHE
ケイローンといえば極悪ともいえる格闘の強さがウリであり、開幕と同時にとにかく突っ込んでくるという戦い方が現状では目につく。これに対し本チームは敵チーム全体を周回しつつ射撃で牽制し、隙を見て接近、とどめの格闘、というクレバーで安定感のある戦いぶりを見せてくれる。リーグ戦での好成績からもわかるように、ケイローンにおける射撃の活用方法を示す良い実例であると思う。


127 KOhYa AVT AVT.CHE
アグリオス部隊。アイスブルーを基調とし、深紅をアクセントとしたカラーリングがいかにも機動ロボっぽくてかっこいい。階級章のようなエンブレムも実によく似合う。ちょっと真似してみたい。
戦いぶりに目を向けると、戦闘開始とともにミサイルによる先制パンチをお見舞いし、残存兵力をビームと格闘で処理するという作戦のようだ。ちなみにプログラムは小型CPUの半分強しか使っておらず、挙動は至ってシンプルなのだが、それがかえって兵器独自の無慈悲さを強調させているようにも思える。

148 HAGG 爆弾僧侶 PRIEST.CHE
またドラクエ3の僧侶タンハァハァ♪の手合いか!と思って機体を見たら、カラーリングのわびさび感がハンパない。女の子の尼さんを期待していたら、実は村の長老的な和尚さんでした、みたいな。ショットガンの連射が奏でる響きはさながら説教のようであり、上空からは戒めのデススフィアが投下される。地上機にはとっても怖い和尚さんに仕上がっている。
チーム名に爆弾僧侶とあるくせに、爆弾は装備していないという点は見なかったことにしよう。


169 生ごみ ごみ置き場 GOMI1.CHE
カノンラスティ3機で構成されたチーム。オーナー名が生ごみ、チーム名がごみ置き場、機体名が粗大ごみと、なにもそこまで自分を卑下しなくても良いのでは、と思ってしまうが、ジャミングの活用によりちゃっかり勝ち星を稼いだようだ。
余談ではあるが、元WBA世界ミドル級王者の竹原慎二氏がかつて「広島の粗大ごみ」と言われていたことを思い出した(出展:ウィキペディア)。「いつか世界をとるけぇの」と霧の中に佇む“粗大ごみ”が私に語りかけてきたような気がした。じゃあの。

190 mu 草跳十六式 MU2CH.CHE
16チップで構成されたグラスホッパーのチーム。主武装はパルスガンで、副武装は、なんと無し!パルスガンだけで、しかもTP16で敵を倒すという、このリーグ、いやもしかすると本大会で最もストイックなテーマに挑んでいる作品である。
例えば、開幕に地雷やバルキリーを捨てるように放出するのであれば、プログラム上は1チップの改変で済むし、機体重量の観点からも全く影響を与えないのではないか?と思いがちであるが、そういう提言は野暮というものであろう。